受講者の声
STUDENT’S VOICE
Aozora Bank / Mr. Nishida

合理性だけでは、人は動かない。
デザインを、経営企画の力に。
あおぞら銀行 経営企画部 グループ戦略室
西田さん
課題
・経営企画において、メッセージを伝える際にデザインの力を利用できないかと考えていた
・デザイン経営やクリエイティブを活かしたリーダーシップについて関心があった
成果
・フレームワークを用いて、デザインの意味や背景を理論的に整理できた
・デザインについて言語化し、人に伝える方法や語彙を得た
・合理だけではない、人の感性に訴えかけるデザインの考え方を仕事に取り入れるようになった
受講前にデザインのどんなところに課題感やモヤモヤを感じていましたか?

私は会社の経営企画部門でグループ会社の管理や変革に携わっています。何かを直接つくるというよりも、メッセージや資料づくりを通してデザインと関わる立場です。
その中で、「言語化すること」や「人に納得してもらえるかたちで会社のメッセージを伝えること」に課題を感じていました。自分としては、表現して何かを伝えることがあまり得意ではなく、「どうすればより伝わりやすくなるのか」と模索していました。
そこで、デザインの力を取り入れることがヒントになるのではないかと考えました。また、「デザイン経営」や「クリエイティブリーダーシップ」という観点でも、以前から関心を持っていたことが受講のきっかけです。

講座内で印象に残っている気づきを教えてください。

得られた学びはたくさんあります。なかでも特に印象的だったのは、「なぜ美しいと感じるのか」という考え方の枠組みがあると知ったことでした。それまで私は、「綺麗なものは綺麗」と感覚的に捉えていました。ポスターひとつを見ても、「なんとなく洒落ている」という感想にとどまっていたのです。しかし、フレームを使って紐解いていくと、目的や前提、背景が整理され、「どうしてその表現になったのか」が見えてきました。デザインを理論的に整理できるという体験は、大きな学びでした。講座で教わったフレームを使うことで、「なぜそのアウトプットになったのか」を深く考えられるようになり、人に伝える際にも共通言語を持ってコミュニケーションできると感じました。

実際に講座内でデザインの言語化やフレームワークを体験して感じたことを教えてください。

「ひとつのデザインをどう言葉で表現するか」という点は、特に多くを学びました。
先生が非常に多くの言葉で表現されているのを見て、自分には語彙が足りないと気づきました。語彙がなければ、何を食べても「美味しい」としか言えない食レポのようになってしまいます。また、先生の解答だけでなく、グループワークを通じてメンバーの多様な表現にも触れることができました。同じデザインでも、視点が変われば表現も変わる。その体験を通して、自分の現在地を知り、言語化をより意識するようになったことは大きな変化です。

受講後、講座で得た学びをどのように仕事に活かしている実感はありますか?

講座で学んだ「不快に気づき、それを合理的な快と感性的な快が満たされた状態へと変える」という考え方は、仕事でも意識しています。会社では、人に動いてもらうことが不可欠です。ある課題を解決する際にも、「どうすれば合理的快・感性的快の方向へ導けるか」を考えるようになりました。これまでは、数値や目標達成に意識が向きがちでしたが、今は、皆が腹落ちし、ワクワクしながら気持ちよく働ける環境をどうデザインするか、という視点を持つようになりました。

WEデザインスクールの受講を考えている方にメッセージをお願いします。

経営に関わる方の中には、「デザイン経営」や「アート」という言葉に関心はあるものの、実務への落とし込み方が見えにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
WEの学びは、表面的なデザイン論ではなく「デザインとは何なのか」を理解し、それを組織や事業の意思決定にどう活かすかという本質に踏み込む内容です。
合理性だけで組織を動かすのではなく、感性にも働きかけながら人を動かす。そのための思考フレームとして、非常に有効な学びだと感じています。私自身、自分の感性を耕すことができましたし、率直に言って「楽しい」と思える時間でもありました。

色や文字、かたちの見かたが具体的に活きている実感WEデザインスクールの受講を考えている方にメッセージをお願いします。

パッケージや広告など、具体的にデザイン判断を担当している方には、特におすすめです。一方で、自分の幅を広げたい、自分を豊かにしたいと感じている方にも勧めたいと思います。私のように中長期の方向性を考える立場の人間にとっても、「ものを見て判断する力」は重要です。企画やプランニング系の部署にも十分に活かせる学びだと感じています。デザインに直結する仕事でなくても、少しでも興味がある方であれば、自分なりに活かしていける汎用性のある内容だと思います。