受講者の声
STUDENT’S VOICE
Mitsui Chemicals, Inc. / Ms. Iwamatsu

デザインを依頼する側にも、
「見る力」と「伝える力」が
必要だと実感した。
三井化学株式会社
岩松さん
課題
・コーポレートブランディングに関わるデザイン発注の精度を上げたいと考えていた
・これまでの業務において、我流の考え方でデザイン判断を行ってきたことに課題感があった
成果
・アウトプットを見る精度が上がり、他者の見落としている細部に気づくようになった
・デザイナーや社員にデザインを伝える際、より建設的なコミュニケーションが取れている
・多様なデザインの考え方に触れ、視野が広がった
受講の動機や背景を教えてください。

広報・ブランディング業務の中で、本社エントランスの内装改修や展示会・イベント出展、会社案内の制作など、さまざまなクリエイティブに携わっています。
制作は外部の制作会社に依頼し、ディレクターやデザイナーの方々と進めています。その中で、同じ目線に立ちながら、こちらの作りたいイメージをより的確に伝えるための学びを得たいと考えていました。
また、社員有志による組織横断活動として、素材の価値や魅力を社会に伝える取り組みを10年以上続けています。その活動でもデザイナーの方にパートナーとして入っていただいており、「デザインの視点でものを見る・つくるとはどういうことか」に興味を持ったことも、受講の背景にあります。

受講前に、デザインを学んだ経験はありましたか?

いいえ。クリエイティブに長年関わってきたため、「デザインとはこういうものではないか」「ディレクションはこうするとよいのではないか」といった現場感覚はありました。しかし、美大などで専門的にデザインを学んだ経験はありませんでした。
一般的なブランディングやデザイン講座は、いきなり戦略立案や制作に入るカリキュラムが多い印象があります。一方、WEの講座はその前段階である「そもそもデザインとは何か」というベーシックな部分から体系的に学べる点に魅力を感じ、受講に至りました。

印象に残っている講座内容を教えてください。

講座期間中に講師から繰り返し言われた「ちゃんと見る」という言葉が、強く印象に残っています。目の前のお店や広告も、通り過ぎれば忘れてしまう。実は私たちは、意外とちゃんと見ていないのだと気づかされました。「ちゃんと見る」というのは想像以上に難しく、それを問い続けられた3ヶ月だったと感じています。
講座では、文字や色などテーマごとの基礎知識を学ぶ座学と、さまざまな事例を比較しながらデザインの見かたを腹落ちさせるワークがありました。まずAとBの違いに気づく。そのうえで、どう見ればよいのかを知る。この構成が非常にわかりやすく、「ちゃんと見る」ための軸を育てることができたと感じています。

受講後、講座で得た学びは、仕事にどのように活かされていますか?

アウトプットを見る際に、他の人が見ていない部分に気づけるようになりました。
受講後は、日常で目にするさまざまなデザインを自然と「ちゃんと見る」ようになり、レビューの場でも他の人が見落としている点に気づき、コメントできている実感があります。多様なデザイン事例を学んだことで思考が整理され、コメントの質も上がりました。以前は「良い・悪い」といった直感的な表現にとどまっていた部分が、「この部分がこうだから良い」という建設的な伝え方に変わったと感じています。

WEデザインスクールの受講を考えている方にメッセージをお願いします。

「デザインへの偏見や既成概念を一度手放して、飛び込んでみてはいかがですか」とお伝えしたいです。
絵が描けなくても、専門家に依頼すればデザインはつくれます。ただ、発注側には「何をつくりたいのか」という意思が必要です。そのイメージを描くためには基礎知識が不可欠ですし、それを適切に伝える方法も知らなければ、齟齬が生まれてしまいます。講座では「どう見るか」「どう伝えるか」を学びましたが、この見かたと伝えかたは、実は仕事のあらゆるコミュニケーションに応用できるスキルだと感じました。何かを観察して気づき、それを相手に伝えて動いてもらう。このプロセスは、どんな仕事にも共通していると思います。受講後は、「デザインは自分に関係ないもの」とは言えなくなるはずです。